2024/03/15 20:03

日本気象協会の桜開花予想によれば、来週は全国で桜開花ラッシュだそうです。平年よりも少し早めとのことですが、今からとても楽しみです。

さて、桜と言えば卒業と入学。お子様のいらっしゃるご家庭では、何かとあわただしいシーズンでもありますね。お子様にとって一生一度の晴れ舞台と言うことで、おしゃれをして式に臨まれるお父様やお母様も多いことでしょう。でもなぜだか、体育館に入ったとたんに興ざめしたような気持ちになるのは私だけでしょうか?なんとなく周りのみなさんのおしゃれ度も一気にダウンしたような妙な感覚…。

あれは恐らく、来賓用のスリッパのせいじゃないかと思うんです。携帯スリッパを持参しても、携行性が高い分ペラペラだからなんとなく「おうち感」が出てしまって、どうしてもフォーマルなファッションにはしっくりこないんですよね。そこでお勧めしたいのが、スーツやドレスにも馴染む「room's PLUS」です。革靴と見間違えるような上質フェイクレザー仕上げで落ち着いた雰囲気だから、キチンと感を演出してくれます。ぜひ、この春からお試しください!


ところで、みなさんはスリッパとサンダルの違いってご存知でしょうか?なんとなく、スリッパは室内用、サンダルは屋外用と言うイメージでしょうか。どうも、その成り立ちや形状にも違いがあるようなんです。

スリッパは、下底の前方に、「ハネ」と呼ばれる足の甲を覆う部分が取り付けられていて、踵部分は高さがまったくないか、あっても低く、留め金や結び紐などがありません。履くときは足の甲先をひっかけて履きます。スリッパの歴史はオリエント起源で、ヨーロッパでは15世紀から見られるそうです。日本にスリッパ文化が生まれたのは明治の初め頃で、開国したばかりの日本にさまざまな外国人が訪れましたが、土足のまま家に上がる人が大勢いたため、それを防ぐために東京で仕立て屋を営んでいた徳野利三郎氏が開発したものがスリッパの原型といわれているそうです。当時は「上靴(上沓)」と呼ばれ、靴の上から履くオバーシューズのような形態でしたが、それを海外の人向けに説明するため、英語に訳したのが slipper だったようです。

サンダルは、足を覆う部分がないか、あっても部分的で足のかなりの部分が露出していて通気性が良いのが特徴です。履くときは甲や踵に紐やバンドなどで固定して履きます。厳密な分類は定かではありませんが、日本の下駄や雪駄(せった)や草履も形態的にはサンダルの一種ということになると思います。「サンダル」の語源は、ギリシア語で「板」を意味する「sandalion」で、ギリシア人が履いていたミュールやローマ人が履いていたカリガなど靴底を紐で足の甲ににくくりつけ、さらに足首から脛に向かって編み上げて履くスタイルで、歴史は古代オリエント文明まで遡れるそうです。


では、種三郎商店の「room's PLUS」はスリッパなのか?サンダルなのか?

形状からするとスリッパでよすね。でも、厚みのある丈夫なソールのおかげで屋外に履いたまま出られるので、用途としてはサンダルとも言えそうです。そう、だから頼もしいのです!お家でも、オフィスでも卒業式、入学式、授業参観でもお使いいただけて、地震や火事の時は履いたまま屋外避難ができる。いつもともしもの両方で頼りになる履物、それが「room's PLUS」なのです!

<参考>